PROFILE
1984(昭和59)年生まれ、千葉県出身。千葉大学文学部日本文化学科卒。
[略歴]
大学卒業後、2007年にクリエイティブエージェンシー・株式会社ロフトワークに入社。カスタマーサポートや見積り依頼対応など、顧客とのオンラインコミュニケーションの窓口をメインで担当する。並行してオウンドメディアの運用やSNSアカウントの運用管理にも携わり、企画から原稿執筆、編集まで行う。正しい情報を分かりやすく丁寧に伝えることに尽力し、自社コンテンツの大半の文字校正も担った。
2017年6月より元同僚の立ち上げた旅行会社、株式会社イールーへ転職。東京・江東区を自転車やカヤックで散策するツアーの企画催行を中心に、イベントの企画運営、WebサイトおよびSNS・メルマガの運営、近隣の商店・工場への取材執筆などを担当。地域と来訪者の距離を近付けるコミュニケーションに注力した。
2018年1月より独立、執筆編集を看板に掲げインタビュー記事と文字校正を中心に取り組んでいる。人の話を聞くこと、字を書くことが好き。
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[キーワード:家]
自身は生まれも育ちも千葉だが、両親は九州出身で千葉に親類がなく「よそもの」というコンプレックスを抱いて育つ。さらに就職に伴い地元を出るタイミングで、建物の老朽化により実家が取り壊され更地に。地元を離れたことで千葉に対する帰属意識が高まる一方、物理的/精神的に帰る場所(=家)が存在しない不安はコンプレックスとしてより根深いものになった。現在は東京で知り合った友人(34歳上)の家に下宿し、さまざまな地域プロジェクトに携わりながら「家」の見つけ方を模索している。
[キーワード:字]
幼少期のもっとも古い記憶のひとつに、名前の「る」の字が書けなかった、というものがある。中卒で学のないことを弱みに思っていた両親は、私を幼稚園に入る前から書道塾へと通わせた。それは結果として私が外の世界に触れる最初の機会となった。文字は私に知識を与え、バランス感覚を養い、他者承認のツールとなり、自己を表現する片腕となった。絵を描くことより、言葉を話すことより、文字を書くことでのみ社会と交信できている感覚がある。それは手書きでも、タイピングでも。
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[趣味・課外活動]
ライブパフォーマンス・舞台芸術への関心が高い。観劇やコンサートの鑑賞に留まらず、ダンスカンパニー「泥棒対策ライト」の制作補助やロックバンド「死んじゃうじゃんか」の広報スタッフとしても活動。裏方だけでなく、大学時代は落語研究会に所属し自身も高座に上がった。現在も不定期ながらカフェやライブハウスで落語会を開催、年に2〜3回ほど上演する。